by mitsubamushi(by みつばむし)

当頁はby みつばむし(http://mitsubamushi.yana.jp/)のメモです。毎週土曜日更新予定。

Voicemeeter Pre-Release Version そのに あんど ATH-M20x あんど TONEX

 、ゆー訳で、昨日からちびちびとUPDATES SEPTEMBER 2022 Next Level Sound ProcessingVoicemeeterの「Pre-Release Version」をお試し中。「Voicemeeter8Setup_v3025.zip」(59.1MB)でインストールして、Potato 3.0.2.5とBanana 2.0.6.5を軽くいぢってみた感じ、期待していた「Compressor & Gate Full control from the channel strip.」と「we offer a Denoiser on each hardware input to let you remove the noise floor of your Microphone.」はPotato専用らしく、Bananaは見た目にわかりやすい新機能は無いみたい(^_^;



Banana 2.0.6.5。



Potato 3.0.2.5。INPUT 1でCompとDenoiserをお試し中。

 Potato 3.0.2.5のオーディオインターフェースRoland UA-1010を指定してSteinberger ZT-3 CustomをつないでCompとGateとDenoiserをいぢってみると、Compは0~10.0で変化させると「Ratio」が1.0~4.0になるっぽい。Gateは0~10.0の変化で「Threshold In」が-60.0~-20.0 dB、「Threshold Out」が-50.0~-10.0 dB、「Hold Time」が200.0~100.0 ms、「Release Time」が1250.0~250.0 msになるみたい。Denoiserは0~10.0の操作のみで、詳細パラメーターが不明。

 Compを10.0にするとノイズが増えるけど、Denoiserを3.0付近にすると気にならなくなる。DenoiserはゲートともLPFとも違うみたいで、音を出していてもノイズが減るし、音質変化も少ない印象。CompとGateと違ってDenoiserは0以外にすると一旦音が途切れて遅延が増えるみたいなので、複雑な処理をしているのかも。

 Banana 2.0.6.5はUA-1010とCubaseとの組み合わせで普段通りに使ってみたけど、何かが変わったとゆー実感は無い。Potatoのほーがいろいろ出来てUA-1010やBOSS GP-10(本家頁)の多入出力に向いてるので良さそだけど、「Free to use, after 30 days period, it will periodically invite you to activate your license.」なのよね。便利だしお世話になっているのでお金出しても良いかもとか思いつつ、ふと気づくとASIO4ALLが2.15になってたので「ASIO4ALL_2_15_JPN.exe」(309KB)を頂戴して更新しておく。


ASIO4ALL 2.15(日本語版)。「DEFAULT」するとASIOバッファサイズが512だったので256に変更。


 一方、先日発注したこちらの某所限定でケーブル長が1.6mなAudio-Technica ATH-M20xも昨日到着したのでお試し中。私的にこれまで同社のヘッドホンは開放型なATH-AD5と密閉型なATH-A55にお世話になってきたが、今回のATH-M20xは密閉型。第一印象としては、箱が立派でびっくりしたり(笑)


ATH-M20xの箱。標準のATH-M20xは3mケーブルだけど、こちらは1.6mケーブル。


箱の中身。

 製品紹介頁による標準スペックは↓

型式 密閉ダイナミック型
ドライバー φ40mm、CCAWボイスコイル
出力音圧レベル 96dB/mW
最大入力 700mW
インピーダンス 47Ω
質量(コード除く) 190g
プラグ φ6.3mm標準/φ3.5mmミニ 金メッキステレオ2ウェイ
コード OFCリッツ線3mコード

 ↑こんな感じで、今回入手した品とはコード長だけ異なると思われる。付属の取説を眺めると私的に見慣れない「反転モニター」なる単語があり、ハウジングを外側に向けられるらしい。ミニプラグと標準アダプターの間に少し隙間が見えるけど、実用上はのーぷろぶれむなハズ。


プラグの隙間と反転モニター。

 装着感は軽く、イヤパッドと私の耳の相性も良さそ(^_^)1.6mなケーブルは私的標準位置とUA-1010の間にはちょうど良いかもだけど、床置きエフェクターで使うなら要延長。音は、第一印象ではこもっているとゆーか不自然な感じでハズレかと心配になったが、数時間CD再生しつつ放置してから聴いてみたら良さそな感じで一安心(^_^)

 こちらこちらで記したよーにATH-M20xはお値段のわりに周波数特性が比較的平らで、そのまま使っても良さそであるし、Sonarworks Reference 4 Headphone editionで補正も効くのが私的購入理由。UA-1010とBananaとCubaseの組み合わせにZT-3を入力してIK Multimedia AmpliTube 5と戯れつつReference 4で補正の有無を比べてみると、補正付きのほーが高域が増えるとゆーか、歪系だとジャキジャキ感とゆーかジャリジャリ感が増す印象。Reference 4のプロファイルで見ると補正前は3.5~5.5kHz付近で大きく凹んでいるので、そこいらが要因かも。


Reference 4でATH-M20x。


 そんな中、夜になってAmpliTube TONEX をリリースと遭遇(^_^)IK Product Manager(IKPM)TONEX CSが追加されてたり、アカウントにTONEX CSのアクティベーションコードが居たり、ニュースレターの登録でJamPointsを入手したり(^_^)AmpliTube 5が未更新だったのと、夜も更けたので頂戴するのはまた後日。


IKPMにTONEX CS。

Ascend VPUでGK機器もどき そのさん あんど ToneNETでTONEX

 、ゆー訳で、引き続きBOSS GP-10(本家頁)とAscend VPUPitchproofの組み合わせで6弦独立処理をお楽しみ中。Steinberger ZT-3 Customでは1~3弦と4~6弦に分けて、低音側をPitchproofでオクターブ下げして遊んでみたり。ベースとメロディっぽく分けると、6弦Stickもどき?

 Ascend VPUは高音側と低音側で「Group」を分けて、各々設定を同期させられるのでとっても便利(^_^)低音側は「Base Note」もオクターブ下げるとベースっぽい(^_^)Cubaseチャンネル設定 – チャンネルストリップで各弦独立コンプするとタッピングも安定(^_^)

 高音側と低音側で出力するグループトラックも分け、各々にIK Multimedia AmpliTube 5をインサートして、低音側にはベースアンプを使ってみたり。先日はAscend VPUよりGK機器のほーが好みかなぁと感じたけど、これだけ遊べるとAscend VPUの存在意義は大きいかも。今後のGK機器次第では、例えばRoland VG-99(本家頁)の後継次第では(以下自主規制)。


低音側だけPitchproofオクターブ下げてお楽しみ中。


 そんな中、ToneNETでTONEXを体験しようとのことで、ToneNETTONEX エリアと出逢う。「Total tone models: 1,020」と大量で、TONEX MAXに付属するTone Modelが全て上がっているみたい。Tone Modelをクリックすると解説やデモ演奏と共にどのバージョンに入っているかも表示されるが、検索関連がイマイチで、バージョンで絞るのはは無理っぽい。


TONEXエリアの1品。

 Tone Modelは公開済みの一覧(TONEX_Premium_Tone_Models.pdf)と同じだと思うが、アンプが多い印象で、エフェクトははぼ歪系。幾つかでも演奏を聴いてみたが「Clean」なアンプでも歪んでたりで、分類が当てにならない印象(^_^;これにユーザーからのデモ演奏無しなTone Modelが加わると、検索性の悪さと相まってカオスになりそな予感(^_^;;

Ascend VPUでGK機器もどき そのに

 、ゆー訳で、Ascend VPUPitchproofの組み合わせで12弦のお試し。Pitchproofはチャンネルをリンクさせるで同期しないみたいだけど、各弦で別々の設定にするので都合が良い(^_^)1~2弦は軽くずらし、3~6弦はオクターブ上げてから少しずらす感じで12弦に(^_^)


Ascend VPUとPitchproofで12弦のお試し中。
各トラックにAscend VPU→MonoToStereo→Pitchproofをインサートしたけど、Pitchproofを「Mono」で使うのでMonoToStereoは無くてもok。
Cubaseチャンネル設定 – チャンネルストリップで各弦独立コンプして、まとめた出力先でIK Multimedia AmpliTube 5



Pitchproofの1弦設定(上)と6弦設定(下)。
3~6弦はオクターブ上の音が目立つので、「BLEND」を少し「DRY」側にしたほーが良いかも。
各弦オクターブ下げで「WET」のみにするとベースっぽくなり、軽く遊んだ感じではピッチシフトっぽさは気にならず好印象(^_^)
きつめにコンプするとタッピングベースに良さそな音に(^_^)

 各弦独立用に6つのオーディオトラックを使うのは少々面倒なので6chトラック1つで何とかならんかと妄想し、ルーティングエディターで何とかなるかもと思い立ち、お試ししてみたのが↓


6chトラックでAscend VPUとPitchproof。


ルーティング。

 ↑こんな感じ。Ascend VPUはモノ入出力なので6つインサートして各弦用にずらす。Pitchproofも同様にと思ったが途中でプチプチしたのでステレオ入出力にして3つインサートしてずらした。

 ステレオトラック*6に1つずつAscend VPUとPitchproofをインサートするより、6chトラック1つにAscend VPU*6とPitchproof*3をインサートするほーがCPU負荷が倍くらいになるみたい(^_^;そいでわモノラルトラック*6だとどーなるかと思ったら、1つずつAscend VPUとPitchproofをインサートしてもステレオトラックと変わらないみたい。

 シルクの露店放置中だったからかもと後日素で再確認してみたら↓


ステレオトラック*6に1つずつAscend VPUとPitchproofをインサートした負荷具合。


モノラルトラック*6に1つずつAscend VPUとPitchproofをインサートした負荷具合。


6chトラックにAscend VPU*6とPitchproof*3をインサートした負荷具合。

 ↑こんな感じ。ステレオよりモノラルでの「Maximum」が少し高くなってるけど振れ幅の範疇かもで、6chトラックでは倍以上(^_^;これならステレオトラック*6が何かと良さそね。

Ascend VPUでGK機器もどき

 昨日に続いてBOSS GP-10(本家頁)とAscend VPUでGK機器もどきのお試し。Steinberger ZT-3 Customを各弦独立入力して、各弦にIK Multimedia AmpliTube 5をインサートしてPitch Shifterで12弦してみたり(^_^)AmpliTube 5の6台並列は私的環境だとCPU負荷が大きく、チャンネルをリンクさせるでもパラメーターが同期してくれないので扱いづらいのが難点(^_^;


AmpliTube 5のPitch Shifter。これを各弦にインサートして12弦を実現(笑)

 ここまで試してみた感じでは、各弦独立用にはAscend VPUでピックアップモデリングして、Cubaseチャンネル設定 – チャンネルストリップでコンプしたりリミッターしたり、チャンネル設定 – EQしてグループトラックへ出力し、AmpliTube 5はグループトラックで使うのが良さそな気がする。12弦するには各弦用にインサートしないとだけど、良さそなエフェクトが手元に見当たらない(^_^;KVRでピッチシフターやハーモナイザーを物色し、こちら経由で出逢ったPitchproofが良さそなので後日お試しする予定。

ZT-3とPTB-6 TRでAscend VPU

 、ゆー訳で、Roland UA-1010Steinberger ZT-3 Customを入力して、各弦独立ピックアップ向けのピックアップモデリングプラグインAscend VPUの「Pickup distance from bridge」と戯れる。Ascend VPU側はブリッジのみで試してみると、初期値の3.21cmと比べると0.00cmはすっきりしすぎな印象で、5.00cmだと癖を感じる。10.00cm以降は共鳴とゆーか箱鳴りっぽくもあり、「Base Note」をオクターブ下げて「E1」にするとアコギっぽいかも。

 「Q」を下げるとナイロン弦っぽくなり、上げるとエレアコっぽいかも。Ascend VPU側でフロンピックアップを追加して「LP」を100~200Hz付近にするとボディ鳴りっぽくもあり、音量を下げて混ぜてみたり。ピックアップの位置や入力側のピックアップの切り替えでいろいろ楽しめそ(^_^)


「Pickup distance from bridge 25.00cm」「Base Note E1」でナイロン弦っぽい設定。

 ついでにここまで未確認だったPLAYTECH PTB-6 TRの6弦独立処理をBOSS GP-10(本家頁)との組み合わせでお試し。6つのステレオオーディオトラックの入力を各弦に設定し、出力はグループトラックへ。Ascend VPUと各弦独立エフェクトはオーディオトラック側で処理し、まとめたエフェクトはグループトラックで。

 各弦独立エフェクトはチャンネルをリンクさせる「リンクグループ設定 (Link Group Settings)」ダイアログで「Inserts」にチェックすると便利そで、エフェクトの追加やON/OFFだけでなく、パラメーターもある程度同期してくれるみたい。どれくらい同期するかはプラグイン次第みたいで、VST Bass Ampだと既に居るエフェクト等のパラメーターの変更はリンクするけど、エフェクトの追加や削除、プリセット切り替え等はリンクしないみたい。そんでもってIK Multimedia T-RackS 5の「TR5 Suite」だとパラメーターもリンクしないっぽい(^_^;

 Ascend VPUの「Base Note」は6弦から順に「C1、E1、A1、D2、G2、C3」でお試ししたが、しっかりベースっぽい音になる(^_^)ピックアップのパラメーター操作でいろいろな音が出るし、各弦独立エフェクトでコンプやコーラスするのも楽しく、ソフトウェア版GK機器っぽい(^_^)「Pickup distance from bridge」は上げてもあまり楽しくなかったけど、「Base Note」でオクターブ下げられないからかも。

ホワイトノイズでAscend VPU そのさん

 、ゆー訳で、各弦独立ピックアップ向けのピックアップモデリングプラグインAscend VPUにホワイトノイズを入力して周波数特性の再確認の続き。前回に続く確認内容は↓

・確認06:傾きとString Positionの関係
・確認07:Pickup distance from bridge

 ↑の2件。MeldaProduction MNoiseGeneratorのホワイトノイズを入れて、出力をVoxengo SPANで眺める。

 「確認06」では前回の「確認03」で何も変わらなかった「String Position」に明らかな違いを確認。ピックアップの傾きはGUI上では中央を支点に傾いている感じで「String Position」は1~12までの設定なのだけれど、1弦側をブリッジ側に傾けた「String Position 1」と1弦をネック側に傾けた「String Position 12」がほぼ同じになるっぽい。先日ちらと記したが、取説によるとギターでは「String Position 1」が6弦用で1弦用は「Strings Position 6」なので、間違えないよーにしましょ。



1弦をブリッジ側に傾けた「String Position 1」。



1弦をブリッジ側に傾けた「String Position 12」。



1弦をネック側に傾けた「String Position 1」。↑の1弦をブリッジ側に傾けた「String Position 12」とほぼ同じ。

 「確認07」で確認した「Pickup distance from bridge」の設定範囲は0.00~32.385cmで、初期値は3.21cm。下限上限と初期値の他は5cm刻みで眺めてみると0.00cmだと3.21cmより低域が少なく高域が増える感じで、5cmだと周波数の山々が尖り、以降は棘が増えるみたい。これまで「Pickup distance from bridge」はいぢっておらず、ギターを入力してどんな音になるか不明なので後日確認したい。



Pickup distance from bridge 0.00cm。(設定下限)



Pickup distance from bridge 3.21cm。(初期値)



Pickup distance from bridge 5.00cm。



Pickup distance from bridge 10.00cm。



Pickup distance from bridge 32.385cm。(設定上限)

ホワイトノイズでAscend VPU そのに

 、ゆー訳で、各弦独立ピックアップ向けのピックアップモデリングプラグインAscend VPUにホワイトノイズを入力して周波数特性の再確認。今回はいちおー実験室ネタ化も考慮して、少し丁寧に。使用プラグインはノイズ発生がMeldaProduction MNoiseGeneratorで、周波数特性表示がVoxengo SPAN




上からCubaseチャンネル設定、MNoiseGeneratorの設定、SPANの設定。

 確認内容は↓

・確認01:Base Note E2な各ファクトリープリセット
・確認02:起動時リア位置のハムバッキングとシングルでBase Note変更
・確認03:Base Note E2な起動時リア位置のハムバッキングとシングルでString Position変更
・確認04:Base Note E2なハムバッキングとシングルで位置変更
・確認05:Base Note E2な起動時リア位置のハムバッキングとシングルでHP、LP、Q、傾き変更

 ↑こんな感じ。「確認01」で改めてファクトリープリセットを確認すると、「IBZ-DM-1」と「IBZ-DM-2」みたいに同じ機種名でもポジション違いで設定が変わってたり。実機に合わせていぢった結果なのかな?



「IBZ-DM-1」(上)と「IBZ-DM-2」(下)。
「IBZ-DM」は1~5まであり、リヤピックアップを使っているのは1と2。何故か1だけハムバッキング。

 「確認02」ではギター用の「E2、A2、D3、G3、B3、E4」の他、「C1、C2、C3、C4」で眺める。「確認03」では何も変わらないのを確認。「String Position」は複数のBase Noteを扱うための識別番号なのかもと思ったり。

 「確認04」では起動時位置のリヤ、センター、フロントと、24フレット、12フレットを眺めたが、センターと24フレット、フロントと12フレットが似た感じになった。「確認05」で確認した傾きは、GUI上では中央を支点にして傾いており、「Base Note E2」「String Position 1」ではしっかり変化する。「String Position」の設定で違いが出るかは未確認なので、また後日確認したい。



リヤピックを傾けた結果そのいち。



リヤピックを傾けた結果そのに。

Ascend VPUが行方不明?

 そんなこんな昨日も戯れた各弦独立ピックアップ向けのピックアップモデリングプラグインAscend VPUだが、本日ふと気づくと「This page doesn't seem to exist.」(^_^;検索窓に「Ascend VPU」と入力してAscend VPU v1.1.2と出逢ったが、リンク先は同じ「https://www.cycfi.com/product/ascend-vpu/」なのでやはり「This page doesn't seem to exist.」。記事は2021年07月13日付けで↓

Ascend VPU v1.1.2 is released. This will probably be the last FREE version, so get it while it is still free following this link: Ascend VPU v1.1.2.

 ↑とあるので、有料化に伴い頁消失したのかとも思ったがトップ頁に新たなリンクは見当たらず。


This page doesn't seem to exist.

 ちと盛り下がったので何気なくBOSS GP-10(本家頁)とSteinberger ZT-3 Customの組み合わせで暫し戯れると、Ascend VPUでは感じられなかった気持ち良さがしみじみと。以前Blue Cat's Re-Guitarでも感じた「ギターを替えた」感の薄さを思い出し、「ピックアップモデリング」と「ギターモデリング」の違いなのかなぁとか思ったり。う~む、私的にはやはりGK機器か(笑)

ホワイトノイズでAscend VPU

 そんなこんなで私的にとても興味深い各弦独立ピックアップ向けのピックアップモデリングプラグインAscend VPU。昨日今日とホワイトノイズを入力して、周波数特性を眺めてたり。各パラメーターの反映具合も確認中。


Ascend VPU起動時のリヤピックアップを使用。


「Base Note」が「E2」の周波数特性。E7付近が思いっきり凹んでいる。
2k付近の凹みはE6に近く、これらが1弦12フレットでの音詰まりの要因かも。





上から順に「Base Note」「C1」「C2」「C3」「C4」の周波数特性。

 各ピックアップ設定の範囲と初期値は↓

パラメーター 範囲 初期値
Vol 0.0%~100.0% 100.0%
HP 16.0Hz~2.0kHz 16.0Hz
LP 15.0Hz~20.0kHz 2.0kHz
Q 0.1~10.0 0.7

 ↑で、HPとLPが削る方向になり、QがLPのポイントを強調する感じ。低音側の強調要素もあると良さそな気もするが、どれも素直に変化する印象。ボディ要素が無いので、全体出力用の4バンドくらいのEQがあれば重宝するかも。


「Base Note」が「E2」な初期設定(HP 16.0Hz、LP 2.0kHz、Q 0.7)の周波数特性。


LPを4.0kHzにした周波数特性。


LPを10.0kHzにした周波数特性。

 ホワイトノイズの確認は面白いので、また後日確認してみたい。蛇足ながら、今回の作業中「Save As...」でプリセットを保存したら他のプリセットが読み込めなくなり焦ったが、保存したプリセットを削除したら戻った。再び保存して確認してみたら、どーやら「ID」を「0」にしたのが原因らしく、他のID番号で保存したのは大丈夫だったけど「0」だとまた他が読み込めなくなった(^_^;

ノーマルピックアップでAscend VPU

 、ゆー訳で、各弦独立ピックアップ向けのピックアップモデリングプラグインAscend VPUと出逢い、ここ数日はノーマルピックアップでの具合をお試し中。最初はRoland UA-1010VSTHostの組み合わせに挑戦してみたが何やら挙動不審で、例えばピックアップの「Vol」を操作すると「HP」も動いてしまったりで、どーやら隣のパラメーターがつられて動いてしまうみたい(^_^;Cubaseでは大丈夫だったので、その後はCubase上で戯れる。

 Steinberger ZT-3 Customのノーマルピックアップで遊んでみた感じでは、和音を入力しても特に問題無さそで、プリセットを切り替えるとそれなりに反映しているみたい。Configの「Base Note」が「E2」だと1弦12フレット付近で音詰まりするみたいで、1弦24フレットまで扱うとなると「Base Note」は「C4」くらいが良いかもだけど低音が無くなるのが残念。使う音域を絞って好みの「Base Note」を探ったり、ピックアップの位置を変えてみたり、低音が減る分はEQで補正するとかすると何とかなるかも。

 「Base Note」の設定は「C1」~「B4」なので、ギターの6弦が「E2」となると4弦ベースの4弦は「E1」で、6弦ベースの6弦は「B0」なので範囲外。PLAYTECH PTB-6 TRでは「C1」で試してみると1弦24フレットで音詰まり感が気になり、「E1」だと音が少し軽くなるけど1弦24フレットまで扱えそ。音質はEQで補正すれば良さそだし、4弦ベースならあまり問題にならないかも。

 各弦独立ピックアップ専用だと設置が商用面倒で用途が狭くなりそだが、ノーマルピックアップでもそれなりに楽しめそ(^_^)GKピックアップ前提とゆーことなのでリヤピックアップが向いていると思うが、CurveEQでGKピックアップとノーマルピックアップの違いを眺めてみる。で確認した感じではEQで派手に補正したほーが良いのかも。Dynamic Noise Reductionの恩恵か、ノイズが少ないので嬉しい(^_^)


PTB-6 TRAscend VPU。「Base Note」を「E1」でお試し。「Expander」は要らないみたいなので「-95dB」「1:1」。


EQで好みの音質に。