by mitsubamushi(by みつばむし)

当頁はby みつばむし(http://mitsubamushi.yana.jp/)のメモです。毎週土曜日更新予定。

Ascend VPU あんど エアコン不調

 こちら経由でCycfi Research Ascend VPUと出逢う。各弦独立ピックアップ向けのピックアップモデリングのよーで↓

Ascend VPU is an audio plugin for modeling the sonic characteristics of electric guitar pickups. Designed for multichannel pickups with wide and flat frequency response such as the Nu Multichannel pickup, or the Roland-GK divided pickup, the plugin makes it possible to reproduce the frequency response of various pickup positions (bridge, middle, neck) without actually moving the pickup.

 で、Virtual Pickups Part 4の解説によると↓

The basic premise is that you only need one multichannel pickup (e.g. The Nu Multi) near the bridge. You can emulate other pickups positioned anywhere from the bridge to the nut, using DSP building blocks comprised of comb filters and resonant low-pass filters. The comb filters simulate pickup placement, while the resonant low-pass filters simulate the electrical characteristics of the coils in the pickups.

 ↑とのこと。技術的なことはわからんが、コムフィルターでピックアップの位置、共振付きのローパスフィルターでピックアップの電気的特性をシミュレートしているらしい。

 要登録なので登録し、「Ascend VPU v1.1.2 VST3 Installer (Windows)」と「Ascend VPU v1.1.2 VST3 (Windows)」をダウンロード。「Ascend VPU v1.1.2 VST3 (Windows)」から頂戴したファイルを解凍すると「ascend_vpu.vst3」(1.57MB)が現れたのでとりあへづ先日更新したKushview Elementにドロップしてみると、「Plugin Instantation Failed」とエラー(^_^;VSTHostではGUIまですんなりと。


Elementでは「Plugin Instantation Failed」。


VSTHostでAscend VPU。

 「Ascend VPU v1.1.2 VST3 Installer (Windows)」から頂戴したファイルを解凍して現れた「ascend_vpu_v1-1-2-vst3_setup.exe」(4.68MB)でインストールした「ascend_vpu.vst3」でもElementでは「Plugin Instantation Failed」で、VSTHostは大丈夫そ。CubaseVST プラグインマネージャーウィンドウで見るとモノラル入出力でレイテンシー「0」みたい。起動時にConfig以外に「Evaluation period has expired.Please update to the latest verdion.」なダイアログが出るけど、とりあへづ無視。


インストール時のInformation。


Cubaseプラグインマネージャーで見たAscend VPU。


起動時のダイアログ。Configの裏に何か居る。


Config背後の「Evaluation period has expired.Please update to the latest verdion.」なダイアログ。


バージョンは1.1.2。


ステレオなトラックにインサートしてでルーティングエディターを見ると、こんな感じでモノラル入出力。

 Google翻訳のドキュメントでPDF取説を翻訳してもらい、原文と見比べつつ一通り眺め、ちびちびお試し。各弦独立ピックアップ用なのでオーディオインターフェースとして「DIRECT OFF」にしたBOSS GP-10(本家頁)、ギターはSteinberger ZT-3 Customを使い、Cubaseに各弦用のオーディオトラックを作成して各々にAscend VPUをインサート。パラメーターをいぢったり、プリセットを切り替えたりしつつ出音を確認。


CubaseでAscend VPU。

 Ascend VPUはモノラル入出力なのでモノラルなオーディオトラックを6つ用意して、Groupを作成して出力をそちらへまとめる。「Config」で各弦用の設定をするが、「String Position 1」が6弦用で1弦用は「Strings Position 6」らしい。「Base Note」は再低音の設定で、ノーマルチューニングなギターなら「String Position 1」から順に「E2、A2、D3、G3、B3、E4」となる。

 6つのAscend VPUを扱うことになるが、「Config」の設定を済ませた後は「Sync and Groups」の設定に従って1つの操作に他が同期してくれる(^_^)これはとっても便利な機能なので、是非この調子で各弦独立エフェクトまで進んで欲しいと思ったり。取説によると同期するパラメーターと非同期なパラメーターは↓

同期
 1.Pickup position
 2.Pickup slant
 3.Pickup type
 4.Pickup enable/disable
 5.Pickup phase
 6.Pickup volume (Vol)
 7.High-pass filter frequency (HP)
 8.Low-pass filter frequency (LP)
 9.Low-pass filter resonance (Q)
 10.Preset ID
 11.Master Volume
 12.Master Tone
 13.Master Enable
 14.VPU Bypass

非同期
 1.Expander threshold (THold)
 2.Expander Ratio (Ratio)
 3.Base Note
 4.String Position
 5.Pickup distance from bridge

 ↑こんな感じ。

 ちびちびお試しした印象ではボディが無いからか線が細い気もするが、各ピックアップの設定ではシングルコイル、ダブルコイル、位相、居場所と傾きだけでなく、「HP」「LP」「Q」でピックアップのキャラクターがいぢれるのが楽しい(^_^)各ピックアップのON/OFFなので、5ポジションセレクターでは無理な組み合わせもok。エフェクトは外付けでいろいろ使えるし、これでGK機器のソフトウェア版に大きく近づいたかも(^_^)


 そんな中、昨日からエアコンが不調で、どーやらリモコン操作の受信に失敗しているみたい。本体の電源を入れなおすと復活するみたいだけど、半日くらいするとまたリモコン操作を受け付けなくなる(^_^;本体のスイッチで自動運転のON/OFFは出来るが…いよいよ引退か?