by mitsubamushi(by みつばむし)

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HALion Sonic SE 3 あんど Cubase Pro 9の日本語取説

 ふと気づくと、Steinberg HelpHALion Sonic SE 3の日本語オンラインヘルプが出てたので、軽く眺める。ちなみにPDF取説はまだ英語のみ。Acer M5機用持ち出し音源としても期待しているHALion Sonic SE 3だが、公開時に頂戴したまま。まだインストールしてなかったので、6700K機にインストールしてみる。



Cubase付属のHALion Sonic SEとIRが更新され、「HALion Library Manager」が新規でインストールされる。
ちなみにインストーラー(HALion_Sonic_SE_3.0.1_Installer_win.exe)は723MB。



単体起動してみると、認証は求められずそのまま起動。
こちら情報では、Cubase Pro 9のライセンスで認証しているみたい。



バージョンはプラグインが3.0.1.1022 [64 bit] (Mar 22 2017)で、単体起動用が2.5.0.33。



LOADタブで「Select Content Set」の選択画面。
「HS SE Pro」等Cubase Pro 9の付属音色も選べるけどサンプル再生系とTRIP系だけみたい。



参考までに、HALion 5の「Select Content Set」はこんな感じ。


 軽く遊んだ印象では、Cubase Pro 9の付属音色抜きでは物足りない。TRIP単体でもそれなりに音作りは可能だが、マクロ画面でアルペジオをOFF出来ないのも私的に痛い。HALion 6を入手すればHALion Sonic SE 3用にTRIP以外のインストゥルメントを使った音色も作れるらしいので最終的にはそちらと併用する予定だけど、当面はこちら等でHALion 6ユーザーさんが公開してくれる音色に期待。


 その他気になったのはバッファサイズでのプチプチ具合いで、普段Cubaseで問題無く使えているRoland UA-1010の128サンプル設定でVB-Audio Voicemeeter Banana経由だとプチプチするのよね。UA-1010直だと大丈夫だし、Voicemeeter経由でもUA-1010を256サンプルにすれば大丈夫そなんだけど、ちと残念かも。ちなみに、HALion Sonic SE 3に表示されるレイテンシーは、128サンプルなUA-1010直だとInputが6.259msでOutputがOut 5.828ms。Voicemeeter経由ではUA-1010が128サンプルだとInput 2.902msのOutput 5.805msで、256サンプルだとInput 5.805msでOutput 11.610ms。


 VoicemeeterはASIOクライアント4つまで同時使用出来るので、HALion Sonic SE 3とMODARTT Pianoteqの2つを単体起動も確認。HALion Sonic SE 3のMIDI入力選択は、全てかどれか1つかの選択になり、任意の複数入力が選べないのが残念。また、そもそもSonicには付いてないのでしょーがないのだけれど、インサートエフェクトがスロット単位に無いのも残念。音色にはインサートエフェクトが含まれるのでそちらで工夫するか、エフェクトがインサート出来るVSTホストと併用するのが良いかも。


 蛇足ながら、先日気になったCubase Pro 9の日本語PDF取説だと英語版の「Plug-in_Reference.pdf」「Remote_Control_Devices.pdf」「Retrologue.pdf」が入ってなかった件は、オンラインヘルプのPlug-in Reference Cubase ProRetrologue 2と共にPDFも公開されたけど、「Remote_Control_Devices.pdf」は日本語化されてないみたい。某サポートが担当したくない箇所は意図的に日本語化してない気がしないでも(以下自主規制)。