先日試したRoland UA-1010とVB-Audio Voicemeeter Bananaの組み合わせでのOblique Audio RTL Utilityの結果をいちおー実験室ネタにまとめる。改めて数字を眺めてふと思ったのは、Cubaseの「スタジオ設定 (Studio Setup)」ダイアログに表示されるレイテンシーは周波数とサンプル数の単純計算っぽく、入力は「1/周波数*サンプル数」で出力は「入力*2」な気がする。具体的に44.1kHz 低レイテンシーモード バッファサイズ6(256サンプル)の場合では↓
・Cubaseに表示される入力レイテンシーは5.805 ms
1/44.1*256=5.804988…
↑こんな感じ。
また、前回のUA-1010単体と今回のBanana経由でRTL Utilityした結果の差を見ると、「Banana経由」-「UA-1010単体」≒「出力」っぽい気がする。具体的に44.1kHz 低レイテンシーモード バッファサイズ5(128サンプル)の場合だと↓
・A:Banana経由のRTL Utilityは17.846 ms
・B:UA-1010単体のRTL Utilityは12.041 ms
・C:A-B=5.805 ms
・D:出力は5.805 ms
↑こんな感じ。RTL Utilityの結果が2種になったバッファサイズ4(96サンプル)、バッファサイズ6(256)、バッファサイズ8(512サンプル)でも遅延が少ない方の結果は似た感じになるものの、バッファサイズ10(2048サンプル)だけは差が「出力*2」に近くなるのでイマイチ不明。
Banana経由だとCubaseの表示とRTL Utilityの結果が大きく異なる点、RTL Utilityの結果が2種になる点でBananaへの信頼は薄らいでいたが、RTL Utilityの「Audio buffer size」に表示される値も「1/周波数*サンプル数」っぽい。今回気づいた前述の2件も合わせて考えるに、Cubaseが表示しているのはBananaで発生する遅延で、オーディオインターフェース自体の遅延は含まれていないだけとゆー気もする。RTL Utilityの結果が不安定っぽいのは…RTL Utility側にも何かしら要因があったり?
44.1kHzで低レイテンシーモードでバッファサイズ6(256サンプル)なUA-1010 + BananaのCubaseの再掲。
44.1kHzで低レイテンシーモードでバッファサイズ6(256サンプル)なUA-1010 + BananaのRTL Utilityの遅延が少ない方の再掲。