by mitsubamushi(by みつばむし)

当頁はby みつばむし(http://mitsubamushi.yana.jp/)のメモです。毎週土曜日更新予定。

UA-1010とVoicemeeter BananaでRTL Utility

 、ゆー訳で、44.1kHzなRoland UA-1010VB-Audio Voicemeeter Bananaの組み合わせでOblique Audio RTL Utilityしてみる。ぢつわ先日も少しお試ししてみたのだけれど、Banana側の設定をどーしたら確実だろーかとゆーところで一旦断念してたのよね。なのでまずは取説を眺めつつ、Bananaの設定と挙動の再確認から。

 UA-1010側は出力3と入力3とすると、Banana側の入力はHARDWARE INPUT 2のLchになるが、出力は標準設定だとB1のLchになる。このままだとRTL Utilityで出力を「VM-VAIO 3」、入力を「VM-VAIO 1」にすれば良さそな気もするが、B1のバスを「COMPOSITE MODE」にすると入力を直接出力に設定出来るみたいなので今回はそちらでお試し。「System settings / Options...」の「PATCH COMPOSITE」を「IN#1 Left」「IN#1 Right」「IN#2 Left」「IN#2 Right」「IN#3 Left」「IN#3 Right」の順にすると、UA-1010の入力の1~6がそのままBananaのB1出力のバス順になるのね。


BananaのB1を「COMPOSITE MODE」に設定。


「PATCH COMPOSITE」で入力1~6がそのままバス順になるよーに設定。
出力7と8は「IN#5 Left」「IN#5 Right」にしたけど、現状意味なし。


RTL Utility側の設定。

 ちなみに、Bananaの設定はB1のバス設定が標準でも「COMPOSITE MODE」でも、RTL Utilityで「Measure RTL」すると「Suspect result」なるアラートが出る。


Bananaを「Measure RTL」すると現れるアラート。

 内容は↓

The measured figure is more than 50% different than what the driver reports.


This may be a legitimate result due to the driver incorrectly reporting latency figures.Some Devices appear to habe extra buffering which is omitted from the reported latency.


On the other hand,it might be due to a glitch in the buffer size when changing sample rates.In this case,try restarting the device and repeating the measurement.

 ↑で、Googleさん翻訳すると↓

測定された数値は、ドライバーが報告した数値と50%以上異なります。


これは、ドライバーがレイテンシーの数値を誤って報告しているため、正当な結果である可能性があります。一部のデバイスは、報告されたレイテンシーから省略されている余分なバッファリングを持っているように見えます。


一方、サンプルレートを変更する際のバッファサイズの不具合が原因である可能性があります。この場合は、デバイスを再起動して測定を繰り返してみてください。

 ↑こんな感じ。Bananaを再起動してもUA-1010のバッファサイズを変えても毎回アラートが出るので、誤報告が原因なのかも。

 44.1kHzで低レイテンシーモードなUA-1010でバッファサイズを切り替えつつ測ってみると、UA-1010単体と比べると全体的に遅延が大きく、Cubase「スタジオ設定 (Studio Setup)」ダイアログでの表示と比べても大きい。具体的には、UA-1010 + Bananaではバッファサイズ6(256サンプル)だとCubaseの表示が入力「5.805」ms+出力「11.610」msで計「17.415」msと表示されるが、RTL Utilityでの結果は「32.336」msecだったり「43.946」msecだったり。ちなみにUA-1010直だとCubaseの表示が入力「9.161」ms+出力「11.5870」msの計「20.748」msで、RTL Utilityでの結果は「20.703」msec。


44.1kHzで低レイテンシーモードでバッファサイズ6(256サンプル)なUA-1010 + BananaのCubase


44.1kHzで低レイテンシーモードでバッファサイズ6(256サンプル)なUA-1010直のCubaseの再掲。



44.1kHzで低レイテンシーモードでバッファサイズ6(256サンプル)なUA-1010 + BananaのRTL Utility。
数回測ると何故か2種の結果が(^_^;


44.1kHzで低レイテンシーモードでバッファサイズ6(256サンプル)なUA-1010直のRTL Utilityの再掲。

 数回測って結果か2種になるのはバッファサイズ4(96サンプル)とバッファサイズ8(512サンプル)でも同様だが、他では再現せず、ちゃんと測れているのか心配になる(^_^;Cubaseの表示とRTL Utilityでの遅延の差は一様でなく、何が何やらな印象(^_^;;何かと便利なのでBananaを使ってきたけど、信頼が大きく揺らいでいたり(^_^;;;