by mitsubamushi(by みつばむし)

当頁はby みつばむし(http://mitsubamushi.yana.jp/)のメモです。毎週土曜日更新予定。

ASIO4ALL 2.14

 先日MODARTT Organteq Trial 1.0.0とVocemeeter Banana経由のASIO4ALLの組み合わせの結果をOrganteq TrialのCPU負荷を確認してみる。ネタにまとめつつ内容を再確認していると、Organteqの負荷はこないだとほぼ同様なのに対し、タスクマネージャーのCPU負荷表示があまり上がってないことに気づく。具体的には5鍵(200音)ではRoland UA-1010だと32%で、ASIO4ALLだと22%。10鍵(400音)では54%に対し31%。

 ASIO4ALLのほーがプチるのが早かったし音切れしたりしてたので、CPUの使い方が下手だったり?それとも設定で異なるのかな?バージョン2.13を使ったけど最新版は2.14なので、『Workaround for a bug in Windows 10 Creators Update: USB audio capture would not work any more (red exclamation mark, distorted sound, ...)』が原因とか?

 てな訳で2.14を頂戴してインストール。初期値な512サンプルを256に変更し、取説を眺めつつその他の設定をいぢりながらCubaseVST オーディオシステムで遅延具合を確認してみると、Banana経由だとサンプル数以外の設定は反映せず、256サンプルだと「入力のレイテンシー」が5.805msで「出力のレイテンシー」が11.610msになるよーで、256サンプル設定なUA-1010でも同じ値になる。ちなみにASIO4ALL直だと「入力のレイテンシー」「出力のレイテンシー」ともに10.794ms。


ASIO4ALL 2.14。256サンプル設定以外は初期値。



ASIO4ALL直(上)とBanana経由(下)のVSTオーディオシステム。
Banana経由だとサンプル数以外の設定を変えてもレイテンシーは変化しない。

 ASIO4ALL直で設定を変えつつ眺めると、「Allow Pull Mode(WaveRT)」のチェックを入れると「入力のレイテンシー」が6.803msになり、更に「Buffer Offset」を0msにすると「出力のレイテンシー」も6.803msになり、256サンプルだとこれが最小みたい。



Allow Pull ModeでBuffer Offsetが0msなASIO4ALL(上)とVSTオーディオシステム(下)。

 あれこれ設定違いで音出し確認とかしていたら時間がかかったので、本日はここまで。Organteqでの負荷確認はまた後日。