ふと思い立って、KORG nanoKONTROL2とSAMSON Graphite 49のCubase操作用プリセットで出力されるMIDI情報を確認してみる。どちらもMackie Controlみたいなのでちと探してみたけど、解説情報と出逢えなかったのよね。
nanoKONTROL2の操作子は↓
・チャンネル用のフェーダー、パン、ソロ、ミュート、録音が各8
・トランスポート用の巻き戻し、早送り、停止、再生、録音
・その他としてトラック移動(左右)、サイクル、マーカーセット、マーカー移動(左右)
↑で、Graphite 49は↓
・チャンネル用のフェーダー、パン、ソロ、ミュート、録音が各8
・マスター用フェーダー
・トランスポート用の巻き戻し、早送り、停止、再生、録音
・その他としてトラック移動(左右)、チャンネル移動(左右)
↑で、サイクルとマーカー関連が無く、マスターフェーダーとチャンネル(左右)が増えている。両者の一部の機能はCubase側のデバイスでMackie Controlを「Compatibility」にしないと動いてくれないみたい。
Mackie Controlを「Compatibility」に。
で、確認した結果↓
フェーダー | ノートに続いてピッチベンド |
nanoKONTROL2はノート 024〜031(C0〜G#0) | |
Graphite 49はノート 104〜111(G#6〜D#7) | |
マスター用はノート 112(E7) | |
パン | コントロールチェンジ 016〜023で、相対値(1で増、65で減) |
録音 | ノート 000〜007(C-2〜G-2) |
ソロ | ノート 008〜015(G#-2〜D#-1) |
ミュート | ノート 016〜021(E-1〜B-1) |
トランスポート | ノート 091〜095(G5〜B5) |
トラック移動 | ノート 046と047(A#1とB1) |
チャンネル移動 | ノート 048と049(C2とC#2) |
サイクル | ノート 086(D5) |
マーカーセット | ノート 089(F5) |
マーカー移動 | ノート 088と090(E5とF#5) |
↑こんな感じらしい。
フェーダーはノート後のピッチベンドで解像度を確保しているよーな気がするが、nanoKONTROL2とGraphite 49ではノートナンバーが異なる。パンは相対値で増減を指定しており、これまた解像度を確保してるのかもだが、エンコーダーなGraphite 49と違ってnanoKONTROL2はつまみが振り切る間際で63(増)や127(減)を出力し、強制的に左右に振り切るよーにしてるみたい。そんでもってスイッチ類は押すとノートオン、離してノートオフのモーメンタリー。フェーダーを他の操作子で扱うのは厳しそだけど、他は汎用MIDIコントローラーならスイッチで代用できるかも。
さて、nanoKONTROL2とGraphite 49ではどちらがMackie Controlに向いてるかとゆーと、一長一短ではあるが、どちらかとゆーとGraphite 49かな?nanoKONTROL2は置き場的に不利でもあるけど、Steinberg CMC-QCの相手としてもGraphite 49が良いかも。やはりnanoKONTROL2は改造へと向かう運命なのか!