ぢつわ数日前からVoicemeeter Banana 2.0.3.0を頂戴して試してたり。こちらとこちらによると、5月22日に2.0.2.9になり、同月26日には2.0.3.0となってたみたい。2.0.2.9の更新内容が↓
(a) ASIO PATCH: Possibility to route A2 & A3 BUS to ASIO device selected as output A1 (ASIO now manages up to 64 i/o). This OUTPUT ASIO PATCH appears in the System Settings Dialog Box when no device is selected for BUS A2 (and BUS A3).
(b) BUS MONO Button allows reversing Stereo polarity (click twice).
(c) MACRO BUTTON: add shortcut key: ScrollLock
(d) VBAN: Incoming Streams can be routed to any Voicemeeter Input Strips (physical or virtual). The incoming Signal is mixed with other possible incoming signal on the strip, then it is possible to receive several VBAN streams on the same input strip. (number of VBAN stream is 4 in/out on Voicemeeter and 8 in/out on Voicemeeter Banana).
(e) Mouse Wheel implementation on Sliders.
↑で、VBAN未使用の私的に大きく変わったのはA1で指定したASIOの出力をA2とA3でも使える点。2.0.3.0はBanana的には変更無しなのかな?
Voicemeeter Banana 2.0.3.0の設定画面。
「OUT A2」「OUT A3」でA1に指定したASIOの出力を使えるよーに。出力が重複すると、A1側の音が出なくなるみたい。
ASIOの64入出力に対応したと言っても入力は相変わらずの3ステレオで、私的には8ch以上に増えると嬉しいところ。出力もA1〜3は各8出力なので、同時に使えるのは24出力。
そんな中、8x8 Matrixがなかなか面白そだったり。そもそもこちらを試したくて2.0.3.0に更新したのよね。
各バスにマトリクスを設定するのかと思ったら、マトリクス設定は1つで、それをどのバスに適用するか選択する方式なのね。なので、適用しないバスは通常どーりになる。何に使えるのかぼんやり考えてたら、先日の某所関連の解決策になるかも。
例えば↓
・A1とA2に別々のオーディオデバイスを設定。
・A1はASIO、A2はWDMで低レイテンシーで、どちらもステレオ出力として機能する品。
・DAWのドライバーを「Voicemeeter Virtual ASIO」にして、A1用出力バス(1-2)とA2用出力バス(3-4)を設定。
・8x8 MatrixでBUS A2を選択し、In 3をOut 1のみ、In 4をOut 2のみに設定。
Voicemeeter BananaのA1にUA-1010、A2にPCオーディオを設定。
UA-1010は1-2だけ出力するよーに設定済。
↑こんな感じにすると、DAWのバス選択で出力先を切り替えられる。こないだは「Voicemeeter Insert Virtual ASIO」を使ったけど、「Voicemeeter Virtual ASIO」だと設定が簡単でマルチクライアントで使えるのが大きいかも、