by mitsubamushi(by みつばむし)

当頁はby みつばむし(http://mitsubamushi.yana.jp/)のメモです。毎週土曜日更新予定。

Application Priority Changer そのに

 昨日に続いてApplication Priority Changerのお試し。MODARTT PianoteqをEコアっぽい15番と16番に指定し、GUI上でサスティンペダルをオンにして鍵盤を何度も撫でてみると、最大120音くらいで16番のみのときと変わらず。両コアの負荷具合は片方だけ大きく、たまに入れ替わる。「保留」は片方だったり両方だったりするけど、音切れせず。


Pianoteqを15番と16番に設定。


GUI上でサスティンペダルをオンにして鍵盤を何度も撫でた負荷具合。

 続いて私的所有品の中では負荷が高いAugmented STRINGS Introで16番のみ、1番のみ、2番のみの設定で負荷確認。起動時の「Beautiful Swell」を「Poly 16」にして、サスティンペダルをオンにしてC2からC4まで白鍵を順に鳴らしてみる。結果、16番のみだと負荷130%越えで音割れしたけど、1番のみと2番のみでは負荷80%くらいで音割れせず。




16番コアのみでAugmented STRINGS Intro。




1番コアのみでAugmented STRINGS Intro。




2番コアのみでAugmented STRINGS Intro。

 最後にCubaseを1~8番に設定し、VSTiを4パート鳴らすプロジェクトで負荷の分散具合を眺める。HALion Sonicでは「Options」頁の「Performance」で「Max Voices」を「1024」、「Multi-Core」を「8 core」に設定。パッド系の4音色を並べて鳴らしてみたら、パフォーマンス表示の「Polyphony」が「490」になったけど音切れせず(^_^)


Cubaseを1~8番に設定。


てけとーに手弾きして作成した和音負荷テスト用パート。


HALion Sonicで4パート鳴らした負荷具合。



リソースモニター(上)と「オーディオパフォーマンス (Audio Performance)」ウィンドウ(下)で見る負荷具合。

 同じくマルチティンバーではMAGIX IndependenceSampleTank 4も4パートではプチプチせず。KORG Collection - Legacy BundleKORG M1を4台起動したり、MS-20PolysixMono/PolyWAVESTATIONの4品同時発音でも大丈夫。Arturia V Collectionな品々は全てを試していないけど、バージョンの新しいアナログ系は負荷が高いよーで音割れが激しい(^_^;

 コアの負荷具合を見た感じでは1と2、3と4は同時に使われず、激しくプチプチするくらい負荷がかかっても交互に使われているみたい。5~8も似た感じがするけどイマイチ不明瞭な気もする。これが「コアパーキング」所以なのかハイパースレッドだからなのか、はたまたCubase側の要因なのかは不明だけど、少々もったいない印象。

 「オーディオシステム (Audio System)」では「マルチプロセッシングを有効化」、「ASIO-Guard を有効化」、「Steinberg Audio Power Scheme を有効化」が有効になっているけど、「ASIO-Guard レベル」を切り替えてみてもあまり負荷具合が変わってない気がする。「オーディオ優先度」は「標準」から「ブースト」にするとプチプチが幾分収まるみたい。ただ、今回あれこれ鳴らしてみた感じでは、Arturia V Collectionな品々を使わなければ大丈夫な気がしないでも(以下自主規制)。