by mitsubamushi(by みつばむし)

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Pianoteq 5.1.0 そのに

 、ゆー訳で、Pianoteq 5.1.0で新しくなったKIViR.ptq(以下「新版」)と遊んでいたが、旧KIViR.ptq(以下「旧版」)と音色名が少々違うよーなので確認してみたら…



音色一覧で新旧KIViR.ptqの違い。左が旧版で右が新版。


 新版にはBechstein (1896)がないのね(^_^;公式には何も触れられていないよーだが、何か問題でもあったのだろーか?ちなみに、日頃の癖でKIViR.ptqを更新する際に旧版は「KIViR_old.ptq」にリネームしておいたので当初は両方入っていたのだが、一部旧版の音色が優先されるよーなので共存は断念。PleyelとErardは旧版が優先されるみたいだけど、その他、CP-80のよーに両方の音色名が表示されるやつは混在可なよーな気もする。



新旧KIViR.ptq混在時のPianoteq 5.1.0。


 なので、新旧片方ずつ入れてPleyel Recordingで音色の違いを確認してみると、新版ではモデル自体が大きく変わったみたい。旧版より音が大きく太く、輪郭やアタックがくっきり、近くて金属的になった気がする。マイクの置き方も変わってるのでそのせいかとも思ったが、出力をStereophonicにしても印象は変わらないので、やはりモデルそのものが原因かと。
 その他の音色も軽く遊んでみて、新版の全体的な印象は↓


・ピアノ系は音が大きく太く、輪郭やアタックがくっきり、近く明るく、ダイナミクス設定は低いがリミッターにはかかりやすく、近代的なピアノに近い音色になった。
・幾つかの音色にDlayが追加。
・同分類では年代順に並び替え?
・音色名の後ろに「415」とあるのはDiapasonが「415」HzでTemperamentが「well tempered」、「392」は同じく「392」Hzで「Werckmeister III」。


 ↑こんな感じ。
 その他個別で気になったのは↓


・CP-80
 Klaus P. Rausch Collectionの「CP80 JourneySurvivor」は新版っぽくないが旧版とも違う。旧版よりこもった感じ?


・Cimbalom: Kovacs
 サスティンペダルの挙動が反転してるので現物はどーなんだろ?とか不具合?とか思ったが、「Cimbalom a la piano」はピアノと同じ挙動なのでこれで合ってるみたい。


・Clavichord: Neupert
 旧版のほーが元気。


・Harpsichord: BlanchetとHarpsichord: Grimaldi
 コーラスがかかったよーな…弦の揺れが強調されてる?キーオフがリアルに。
 名前が長くなった(笑)


 ↑こんな感じ。また、『D4 Grand slightly revoiced.』とゆーことでD4も比べてみたが、キンキン感が少しおとなしくなった気がする。


 とりあへづ旧版も使えるよーにと考えて、5.1.0のadd-on用フォルダを新設して新版を使い、5.0.1のDLLを「Pianoteq 501.dll」にリネームして旧版を使うよーにしてみる。が、VSTHost上ならこれだけで使い分けられるのだけれど、最近のCubaseはDLL名を変えてもダメで、Cubase 7.5.30だと5.1.0のほーしか認識しない(^_^;で、しばし考えて、5.0.1はWusik VM経由で起動することにして解決(^_^)


 蛇足ながら、ふと気付くとPianoteq 5.1.1が出ているが、変更点が『Fixed an issue with the AAX version on OSX.』だけなのでパス。