by mitsubamushi(by みつばむし)

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GR-55 そのさん

 やっとこさ取説がダウンロードできるよーになったので、頂戴する。


 シグナルフローを見た感じでは、GK入力は各弦独立ピックアップがPCM TONE 1と2、MODELING TONEの3系統に別れ、NORMAL PUを加えた4種が音源となる。音源はAMP+MOD、MFX、BYPASSの3種の経路のどれかを選択するが、MFXはAMP+MODの後ろに接続可。各経路はDELAY、REVERB、CHORUSのセンドエフェクトを経て統合され、EQへ。MODELING TONEとNORMAL PUはGUITAR OUTへの出力も可で、ここまでがPATCHになるらしい。
 PATCHの先は、PHRASE LOOPとOUTPUT SELECTとOUTPUT LEVEL。USBオーディオの入出力は、PHRASE LOOPとOUTPUT SELECTの間で、GUITAR OUTは仲間外れ。


 続いて本文(?)に軽く目を通すと、音源部はPCM TONEもMODELING TONEもそこそこ音作りできるみたい。どちらも弦毎の音量を設定できるので、1弦はPCM TONE 1で2〜3弦がPCM TONE 2で4〜6弦はMODELING TONEとゆーのも可。ピッチシフトもできるが、インテリジェントではないので3度のハモリは無理。COSM GUITARも充実していて、良い意味で予想を裏切られた。12弦もあるが、GUITAR設定時のベース系とBASS設定時のギター系で使えない。ポリフォニックエフェクトも無し。
 エフェクト部では、こちらもCOSM AMPは頑張っている。しかしMOD/MFX共にエフェクトを1つしか使えないので、エフェクトで音を作るのは難しいかも。センドエフェクトのDELAY、RVERB、CHORUSは、直列エフェクト無しでも使えるので3系統の音色を作るのには便利かも。
 その他としては、本体やGKの操作子だけでなく、MIDI入力からのコントロールチェンジにも機能を割り当てられるのが嬉しい。フレーズループとオーディオ再生が同時使用できないとか、内臓音源をMIDI入力で鳴らせないのは惜しい。ライブラリアンはあるが、エディタが無いのも残念。USBドライバはASIO対応だし、MIDIも使えるので持ち出し用のIFとしても良いかも。


 全体的な印象では、6弦タッチギターで遊ぶには具合良さそ。弦を3系統に分けて別音色で発音させられるので、ベースとバッキングとソロとか。でも、タッピングでの反応がどーかは不明。
 一方、ギターで色々やりたいとなると、エフェクトが弱いのが気になる。外部にエフェクトをつなぐとすると、PCM TONEとMODELING TONEで分けるにはPANで左右に振り切るしかないか?GKケーブルを細工してNORMAL PUの配線に端子をつけると、GUITAR OUTの出力と組み合わせればモノラルだけどエフェクトループとして使えるかも。